あらすじ
その日、私はキミに恋をした。 私は絶世の美女でもないし、不幸な身の上を背負って生きているわけでもない。 キミだって、日本を背負って立つエリートでもなければ、私の贔屓目さえなければそこまでかっこよくもない……かもしれない。 つまるところ、これはどこにでもあるような普通の恋だ。 それは語る価値のない、取るに足らない日常の一ページかもしれない。 どこにも記録されることなく、皆の記憶から消えてしまうような、取るに足らない物語かもしれない。 それでも、私はあの時間違いなくキミに恋をしていたんだ。 これは、私の恋が始まり――そして終わるまでの30日間の記憶。