あらすじ
「これで良し…」
私は擬態魔法により、ただの木の枝を私の無残な遺体と錯覚するようにした。…これもすべては、あの男への反逆のため。
私がここに来る少し前、その事件は起こった。
「お前はそんなに私の事が嫌いなのか?何にも私を満足させることもできず、ただただ食料を浪費するだけ…体だってなんら魅力的な部分はない…果たして婚約者として素質があるのだろうかなぁ…」
「…」
「黙っているという事は図星なのか?…やれやれ、本当にどうしようもない女だ…体が良ければその態度でも許せたかもしれんが、お前にはそれすらもないからな…」
「…」
「…はぁ、もういい。お前とはもうおしまいだ。ここを出て、好きなことをすればいい。消えてしまったって私にはどうでもいいことだ」