あらすじ
「拓斗さん……。私と付き合ってくれませんか?」 「……へ!?」 唐突な告白に、俺は驚いて変な声を出してしまった。 え? 何言ってるのこの子!? 「な、なんで急に……」 「前から拓斗さんのことが好きだったんです! だから、今日思い切って告白しました!」 「そ、そうなんだ……」 どうしよう。 こんな可愛い子に告白されて嬉しくないわけがない。 放課後に校舎の屋上へ呼び出されたときから、もしやとは思ってけど。 「あの、返事は……?」 「ごめん、君の誕生日っていつ?」 「えっ、9月23日ですけど……」 「じゃあ大丈夫か……。出席番号は? 住所の番地は?」 「えっと、出席番号は26番で、家は3番地です」 「よし。それなら付き合おうか」 俺がそう言うと、彼女はキョトンとした顔をする。 そして数秒後、顔を赤らめて嬉しそうに言った。 「ほ、本当ですか!? やったー!」 「うおっ!」 彼女がいきなり抱きついてきたので、俺はバランスを崩して尻もちをついた。 そのまま彼女に押し倒される形になる。 本来であれば、嬉し恥ずかしな展開だが――