あらすじ

結婚式当日、白銀の大樹の前で叔父夫婦と愛する人――ミシェル伯爵に裏切られマリーは殺されそうになる。そのショックで記憶を失う魔法が発動し、展開した魔法に気付いた祖父ユウエナリスが介入してマリーの命を救う。 マリーは祖父の住むタカマガハラの庭にある屋敷で傷を癒しつつ記憶を取り戻していく。大切な人の記憶を失った以外に、ある出来事の記憶が封じられていることを祖父から語られる。 マリー自身が退魔師としての血を引いていたこと、精霊との仮契約を結んでいたなど少しずつ古い記憶が呼び起こされていくが、幼い頃傍にいた子供の名前を思い出せずにいた。 ユウエナリスは教皇聖下としてマリーを襲った犯人は邪竜族が暗躍していると推察し、エグマリーヌ国国王と協力して国の膿を出すための計画を立てる。諸々の事情を伝えるためミシェル伯爵の屋敷に訪れ、邪竜族に注意するよう促すも、マリーを失ったと思い込んでいたミシェル伯爵は正気を失いつつあり、呪いが全身に巡りつつあった。呪いにより自身が邪竜族になることを阻止するため白銀の大樹の前で死を選ぶ。 その日、マリーは祖父ユウエナリスと共に、伯爵家の領地であるコフレ都市の邪気を祓う仕事を請け負って白銀の大樹に来ていた。そこで記憶を失ったマリーと死を望む伯爵は再会する。 しかしミシェル伯爵はベールを被っていたマリーに気付かず、倒れた伯爵を解放したマリーに対して「余計なお世話だ」と突き放す。初対面で失礼な発言をするミシェル伯爵に大使、マリーは意趣返ししようと契約した精霊を呼び驚かせる。 そこでミシェル伯爵は目の前にいる人物がマリーであることに気付くが、その時には屋敷から退出した後だった。 後日、コフレ都市に買い物に行った際にマリーは伯爵と遭遇する。馬車で送って貰っているさなかミシェル伯爵との過去を思い出すものの、自分を殺そうとした犯人がミシェル伯爵ではないと疑念を抱く。モヤモヤした気持ちを察して祖父ユウエナリスがマリーとミシェル伯爵と二人で話せるよう幻想遊園地の招待券を渡す。 最初こそギクシャクしつつも、楽しんで行く。 それはずっと昔、二人で行こうと約束した場所だったことを皮切りに、ミシェル伯爵の思いも取り戻していく。楽しい時間は、邪竜の思念体の出現によって砕かれる。 ミシェル伯爵の姿を借りてマリーを殺そうとするものの精霊の助けと、時間軸の異なる祖父と祖母の助けを得て、邪竜の思念体を浄化することに成功した。 戦いの中ずっと支えていたミシェル伯爵への気持ちが溢れ、晴れて両思いになる。 後日、エグマリーヌ国の王家主催のパーティーでマリーを貶めた伯父夫婦、ジェシカを断罪し、黒幕だった邪竜族の最期の足掻きに亡くなったと思っていた両親が姿を見せてマリーの命を救う。 マリーはラヴァル子爵家を継がずに、ミシェル伯爵の呪いを抑え続けるため彼の対馬市として傍にいることを決意する。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2023/03/27
  • 現在の作品私を愛していると口にしながらアナタは刃を振りおろす~虐げられ令嬢×呪われた伯爵~