あらすじ
鯨。鯨。河口付近に迷い込んだ一頭の鯨。
発見後、川の名前から『ミドちゃん』と誰が初めかわからないが、そう呼ばれ
近隣住民を筆頭に、日を跨ぐごとに多くの人々を呼び寄せ、親しまれた。
潮を噴き上げれば、おおー! と歓声が上がり
それに負けじと声を張り上げるのは屋台の主たち。
ミドちゃん饅頭。
ミドちゃんTシャツ。
ミドちゃんぬいぐるみ。
ミドちゃん缶バッジ
突貫工事感が否めないが、お祭り騒ぎにその指摘は無粋というもの。
集まり沸き立つ人々。楽しみ半分心配半分。あるいはもっと偏りがあるか。
いずれにせよ、早く誰か広い海に返してあげてと願う。ただ願う。