あらすじ

鯨。鯨。河口付近に迷い込んだ一頭の鯨。 発見後、川の名前から『ミドちゃん』と誰が初めかわからないが、そう呼ばれ 近隣住民を筆頭に、日を跨ぐごとに多くの人々を呼び寄せ、親しまれた。 潮を噴き上げれば、おおー! と歓声が上がり それに負けじと声を張り上げるのは屋台の主たち。 ミドちゃん饅頭。 ミドちゃんTシャツ。 ミドちゃんぬいぐるみ。 ミドちゃん缶バッジ 突貫工事感が否めないが、お祭り騒ぎにその指摘は無粋というもの。 集まり沸き立つ人々。楽しみ半分心配半分。あるいはもっと偏りがあるか。 いずれにせよ、早く誰か広い海に返してあげてと願う。ただ願う。

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小説を読もう2023/08/04
  • 現在の作品迷い鯨