あらすじ
高校2年の夏休み。わたし、千本木 桜(せんぼんぎ さくら)は夜の公園でお腹を空かせた自称・死神の女の子スカーレットちゃんと出会った。とりあえず手元にあったチョコ菓子を渡してみたら、それはもう美味しそうに食べる、食べる。そうして小腹を満たしてもらったところで、改めて話を聞いてみれば、どうやらスカーレットちゃんはわたしを殺しに来た死神(っていう設定?)らしくて……。 「ところであなた、名前は?」 「わ、わたし? わたしの名前は……そう! 染井(そめい)佳乃(よしの)!」 「今、何か閃いたように『そう!』って言わなかった?」 「ううん、言って無い」 「……本当に?」 「ほんと、ほんと。それより――」 こうして、わたしの染井佳乃としての生活が始まるんだけど、そもそも。単なる女子高校生でしかないわたしが、長い間、自分の正体を隠し通せるはずもないって話で。 「さて。これはどういうことか説明してもらおうかしら、染井佳乃さん。……いいえ、千本木桜さん?」 「あ、あはは……」 たった3日で、わたしは、人生最大のピンチを迎えることになる。 ※更新予定日(全4話/約2万字) 08/04 1日目(第1話)「そうだね、大人だね」 08/05 2日目(第2話)「これは……うん、ホラーだ」 08/11 3日目(第3話)「さようなら、染井佳乃」 08/12 最終日(第4話)「わたしの名前は――」 ※本作は「第2回「G’sこえけん」音声化短編コンテスト」(https://kakuyomu.jp/contests/gs_koeken_2023)参加作品です。