あらすじ

司法試験、3年連続不合格。 29歳フリーター、近江 憲(おうみ まもる)は、会社員時代のトラウマも重なり、すっかり自信を喪失させていた。 しかしある日、一人の美女と出会うことで彼の日常は一変する。 浄御原(きよみはら)と名乗るその女性は、平行世界の秩序を守る機構の幹部だった。 彼女は、近江に〝ある〟特典を与えると同時に、一つの命題を突き付ける。 それは、平行世界の自分から押し付けられた罪を返上することだった。 その後、近江は様々な自分自身の〝可能性〟と直面することになる。 各世界線でトラブルに見舞われるもう一人の自分に対し持ち前の法律知識を武器に、解決策を提示していく。 またその中で近江自身も、自分を見つめ直す。 しかしその途中、浄御原の上司・久慈方(くじかた)や、会社員時代・享保(たかやす)と出会うことにより、状況は一変する。 彼らとの出会いを通じ、近江は過去と向き合う覚悟を決める。 程なくして、突如失踪した浄御原の正体を知った近江は、彼女の拘束するため、久慈方とともに機構本部へ向かう。 だが、そこは既に機構を疎ましく思う政府の手により、封鎖されていた。 そんな中彼らの前に現れたのは、久慈方の秘書・陣海(じんかい)だった。 陣海は、近江に一つの命題を与える。 しかし、それは近江にとって到底受け入れられるものではなかった。 近江は気持ちの整理がつかぬまま、〝命題〟を果たすため、再び動き出す。 浄御原の部下の助力もあり、機構本部に入り込むことに成功する。 しかし、一連の騒動の元凶と目されていた、久慈方のかつての上司・新加(しんが)が、実は裏で事態の収拾に務めていたことが判明する。 その後、浄御原と新加との致命的な行き違いを知った近江は、浄御原の元へ急ぐ。 浄御原と再会した近江は、二人の間に課せられた〝命題〟などについて話し合う。 そして近江は、浄御原の意志を守るため、一つの〝業〟を背負う覚悟を決めたのだった。

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カクヨム
カクヨム2023/04/10
  • 現在の作品俺が彼女を二度殺した理由。