あらすじ
「シェリスとの関係は誰にも恥ずべきようなものではない。まさか僕の事を疑っているのか?」
「い、いえ…そういうわけではありませんが、どこかミナ様がおかわいそうに…」
「やれやれ…別にもう婚約関係にしてやっているんだから、ミナの事など構っていられるかよ…それくらい考えたら分かるだろうに…僕にも僕の都合と言うものがあるんだよ…」
ミナの信頼する使用人であるグランはこのように言葉をかけるものの、愚かなレーファスの心にその言葉は響かなかった。
婚約したという事実のみで自分のミーに対するやるべきことは終わったと言わんばかりの勢いで、そう吐き捨てるレーファス。今彼の目に映るのは、愛しい存在であるシェリスのみであるらしい。