あらすじ

世界中にダンジョンが現れてから数十年。 今や世界はダンジョン産の物質がもたらすエネルギーに依存しきっていた。 探索者という職業ができ、危険なダンジョンに潜って鉱石や魔物の素材を採って帰ってくる仕事が誕生した。 氷室 セツナもその一人。 彼は天賦の才を持ち、ダンジョンの深部までソロで潜ることができる、世界中を探しても稀有な探索者だった。 しかし、それだけの実力を持ちながらセツナは無名だった。 それは、正体を隠していたから。 セツナは"窮鼠"というハンドルネームを使ってダンジョン探索に臨んでいた。 その様子をインターネットで配信したりもしていたのだが、登録者数はたったの二人。しかも、その二人もセツナの友人という身内票の有様だった。 だが、それでよかったのだ。 セツナが望んだのは、決して有名になることでも強さを示すことでもなかったのだから。それらと引き換えに得られた平穏を、セツナはありがたく思っていた。 しかし、その時間も終わりを告げる。 ある日、いつものようにダンジョン探索を行っていたところ、少女の悲鳴を聞き、駆け付ける。そこで少女を救ったセツナは、その少女が大人気ダンジョン配信者だったことで速攻で特定されてしまい、バズりにバズるのであった……。

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カクヨム
カクヨム2023/08/04
  • 現在の作品窮鼠、龍を喰む~無名探索者がバズるまで~