あらすじ
世界に神様の迷宮が現れて、神様のガチャが現れて、100年目になる今日。 記念すべき日に立ち会える人生に、俺は感謝していた。それはきっと、俺だけじゃないだろう。 街を歩けば誰しもが、その瞬間を待ちわびているのが伝わってくる。 しかも100周年のお祝いで、神様がガチャに特別な何かを入れるという話。これは神様からの直々の言葉だから、嘘やデマカセなんかじゃない。 けれど俺は、特別な何かを手に入れようなんて事は考えていなかった。どれだけあるか解らない種類の中から特別な当たりを引くだなんて、夢のまた夢だろう。 だから一度きりのビッグイベントに参加できる事、単純にそれが嬉しいのだ。 そう思っていたのに―――。 俺は特別な何かを手に入れてしまった。そう、『花嫁』を―――。