あらすじ
「私よりも先に婚約するだなんて、生意気にもほどがあるわ…貴方もそう思うでしょう、ターナー?」
「わ、私には何とも…セレナ様にはセレナ様のお考えがあるのかと存じておりますので…」
「腹が立って仕方がないわ…これじゃあまるで私よりもあの姉の方が人気があるように見られるじゃない…今までさんざん誰にも相手にされてこなかったくせに、どうしてこんな時だけ…もしかして、私への仕返しなんじゃ…」
嫌悪する姉に先を越されたことが相当悔しいのか、妹であるコゼットは口調を荒々しくする。彼女の使用人であるターナーは苦笑いを浮かべながら、同意しかねる旨を伝えているものの、今の彼女にはなんら刺さらないらしい。