あらすじ
私の婚約相手であるシュナイザー様は、それはそれは信じられないほどに妹のルミナを溺愛していた。
「やれやれ…この私が妹にばかり愛情を注いでいることに嫉妬でもしているのか?致し方ないことだろう?彼女の方がどう考えても魅力的な存在なのだ。それを無視などできるはずがなかろう」
ただただ仲がいいだけならまだしも、この人の感情は異常なものだった。何をするにも彼女がその中心にあり、他のものなんてどうでもいいといった様子だった。
その状況がずっと続いたことで、私は少し心の声を出してしまう。
「…そんなに妹のことが好きなのなら、いっそのこと彼女と婚約でもすればいいのではありませんか?私は別にそれでもかまいませんよ?」