あらすじ
アルザバート王国の伝統儀式、『貴族の誓い』。
伝統などといっているが、その実態は私は貴族としてこうある、という宣誓でしかない。
だが、同時に大事な役割も持つ。
この儀式は、貴族ならば誰しも七歳の頃に済ませるものである。
貴族でなくなる場合、この誓いを破棄しなければならない。
『貴族の誓い』は、貴族である証のようなものだからだ。
一度『貴族の誓い』をすると、その家の家紋が手の甲に現れる。それが証となり、それがないもの———婚外子などの恥ずべき、秘すべき存在は、貴族ではない半端者だと扱われる。
私———フェルリ・ルーズバークは、二つの紋を持っている。
これは、どういう意味なのか。
※ゆるゆる設定です