あらすじ
篠坂アイリは青い髪と青い目の中学一年生女子。 今でこそモテるが、髪と目の色を気味悪がられることばかりだった。 しかし、アイリのその色を「綺麗だ」と言ってくれたひとつ年上の男子中学生、逢坂碧に恋をして——その初恋をどうにか告白したい。 ※ネタバレ注意 「キャラクター設定」 篠坂アイリ:十三歳、中学一年生、女子。主人公。生まれつき青い髪と目だが、逢坂碧の言葉に奮起しておしゃれを頑張るように。男子にモテる。 御蔵まと:十三歳、中学一年生、男子。アイリのクラスメイト、アイリのことを可愛いと思っている。むっつり。 逢坂碧:十四歳、中学二年生、男子。アイリの青い髪と目を「綺麗だ」と言った、普通だけどちょっと変わった少年。アイリの初恋の人であり、告白したい相手。 アンリ・ジュジュ:十三歳、中学一年生、女子。フランスからの帰国子女で、アイリの友達。学校のアイドル的存在の、男装の麗人。アイリの隣のクラスにいる。アイリのことが大好き。 虎谷:十四歳、中学二年生、男子。逢坂碧のクラスメイト。好きな子に意地悪したくなる性分で、アイリについ悪口を言ってしまう。 逢坂緑(本編未登場):故人、逢坂碧の従姉。アイリの青の原因を突き止めようとしていた大人。詳細不明の研究者。 「長編化した際のプロット」 テーマは初恋の告白。主人公アイリの青い髪と目の原因は明らかにならない(重要ではない)。 前提:主人公アイリは青い髪と目を気味悪がられているが、同時に男子にはモテるし、『青』を認めてくれた逢坂碧のことが好き。逢坂碧自身はそれほどモテるわけではないが、アイリの周囲にいるジュジュ、御蔵、虎谷はアイリのことが気になっている。無意識に溺愛することもあれば、逢坂碧との恋路を応援することもあり、特に女子との軋轢ではアイリを守ろうと奮闘する。 本編後: ①アイリの初恋の告白は逢坂碧とのデートによってあっさり実現する。(休日に髪と同じ青い帽子を買いにいくイベント) ②しかし、そのとき逢坂碧の初恋の話を聞いてしまう。(帽子購入後に遊んで帰る道すがら)。逢坂碧の初恋は歳の離れた亡き従姉で、普通と違う逢坂碧を認めてくれた人だった。逢坂碧の初恋は叶わなかったし、告白さえできなかった。その話を聞いたアイリはショックを受ける。 ③アイリは自分の押し付けになっていたのではないかと自問自答する。学校帰りにジュジュに相談してアイリは告白をやり直すことに。 ④虎谷はアイリが振られたと勘違いして逢坂碧と喧嘩に。御蔵の仲裁によってことは沈静化したが、虎谷は昔からアイリを見ており、こっそりと何度も助けていたことが判明する。(御蔵、虎谷が接触を持つ) ⑤アイリへの女子の目が厳しくなってきた中、ジュジュは逢坂碧を焚きつけ、こう言う。「恋なんて何度でもすればいいのにね。でもアイリは君がいいんだ、あの『青』が綺麗だと言ってくれたひとがいいと言って譲らない。それならいっそ、相手が好きになるように何でもすればいいんだ」 ⑥逢坂碧からアイリへ、プレゼント。逢坂緑の遺した言葉「我々は何も知らない」入りのポストカード。 ⑦ポストカードの背景を聞いたアイリは、逢坂碧の告白を聞く。逢坂碧自身整理のついていなかった心のモヤモヤを晴らす。 ⑧アイリはそれでも逢坂碧のことが好きかどうかを考える。結局、好きだった。 ⑨でも、と双方が告白の答えを聞かないことを選ぶ。 ⑩御蔵の心配に応えるアイリ、苦手な虎谷を叱る。ジュジュはいつもどおり、逢坂碧もいつもどおりだが次のデートの予定を尋ねてくるようになった。(了)