あらすじ

「これでようやく新しい婚約相手を立てることができるわけだな。まぁアルミナもよくやってくれた方だろう。出来損ないの聖女にしてはなかなかあたりだったのではないか?」

 そう正直に気持ちを吐露する王子であるが、もちろんこんなことを表にできるはずはない。これは彼がランクルに心を許しているからこその言葉である。

「ハイゼルン王子、次はどの聖女候補を試されますか?エレナやサラサあたりが個人的に気になるところではありますが、いかがでしょう?」

 ランクルのその提案に、ハイゼルンは一段とその気をよくする。

「ああ、お前の考えるままにやってくれ。今回もそれで楽しい目にあわせてもらえたからな。信頼しているぞ」

 しかし王子はまだ気づかなかった。この時すでに彼の人生の歯車はおかしくなっていたことに…

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アルファポリス
アルファポリス2023/07/31
  • 現在の作品周囲から用無しだと言われる婚約聖女は、王子様の元から静かに失踪してしまう。