あらすじ
『僕は君を裏切らない。君の秘密は墓場まで持って行く。だから君の信頼を僕に頂戴』 アイリスの花を私の手に握らせてあの日の彼はそう言った。 遺体の心時計を止めなければ時魔という人を襲う化け物になる――― ミスティアは人間の心時計を止める『時計師』の能力を持っているが周囲にその力を隠して生きてきた。 ある晩、今にも時魔と化しそうな女性の心時計を止め、人助けしたつもりがまさかの罪人扱いで王宮に連行されてしまう。危ないところを助けてくれた第五王子のカフローディアと見覚えのある騎士様だった。王子に時計師として国に尽くすように言われたミスティア。 そこで世間を騒がせている『時計師狩り』や『遺骨の盗難』の事件を知ることになる。 しかし時計師狩りよりも気になるのは見覚えのある騎士様の存在。 この騎士様の名はウォーク・フェルナンデス。彼はミスティアの学生時代の同級生キース・リオネイラと瓜二つ。そして顔や頭皮に赤い湿疹が広がり、余計に気になってしまうミスティア。 絶対に同一人物なのに絶対にそれを認めないウォーク。 ウォークのことが気になり過ぎて仕方がないミスティアは彼のことを調べるうちに、どうも人には言えない秘密を抱えていて、どうにも『時計師狩り』に関係があるのではないかと推測する。 そんな中、王宮では王子の毒殺未遂やミスティアの命を脅かす事件が起こり―――!? 絶対に真実を暴きたいヒロインと絶対に正体をばらせない同級生騎士の切なくて甘いラブゲーム!! 過去と現在、キャラクターの想いが事件と複雑に絡み合うミステリー×ラブです!