あらすじ
このあらすじはネタバレを含みます。本編読了後に見ることを推奨します。 小学生の私は親からの言いつけを破り、友達のちぃちゃんをこっそり家に上げ、母親の化粧品を勝手に使い二人で口紅を塗りあった。赤いランドセルを背負ったまま、いけないことをした二人は、「赤いランドセルを背負った私たちなら、どんな冒険だって行ける」と約束し、学校の帰り道、二人で小さな冒険を何度も繰り返していた。 ある日、鼻血の出やすかった私は、給食の時間に鼻血を出してしまう。それをいかがわしいことを考えていた、とクラスメイトにからかわれた際、私はちぃちゃんの裸を想像してしまう。その罪悪感に、そのときからずっとちぃちゃんを避けるようになってしまう。 その日の帰り道、ばったりちぃちゃんと出会ってしまい、私はちぃちゃんから逃げる。家の中へと逃げ込み、鍵を掛け独りで泣いていると、ちぃちゃんは家の壁をよじ登り窓から入り込んできてしまう。 どこまで逃げても追いかけてくるちぃちゃんに私は自らの罪を白状する。すると、ちぃちゃんはそれに嬉しいと返す。 「いかがわしいことを考えるのは、その人が好きな証拠」といい、ちぃちゃんは私に自分も私のことが好きだと伝えるためにキスをする。 突然のキスに驚いた私は、また鼻血を出してしまう。けれどちぃちゃんがずっと離れずキスしているうちに、やがて血の味がキスに滲む。 不思議なキスを体験した私は、ちぃちゃんに対する感情がわからなくなる。それを知るために、私はちぃちゃんと友達をやめ、今度は自らちぃちゃんにキスをするのだった。