あらすじ
暦が新たに『星暦』と名を変えてから、二千年近くの時が流れた現代。
災害と公害により生物は死に絶え、世界は既に滅んでいた。
だがそれでも尚、人類は滅んでなどいなかった。
巨大な壁により外部と隔絶された尖塔都市――ヒュペルボレオス。人類最後の砦であり国家である其処は、発達した蒸気機関技術によって常に光で満ち溢れ、人々は自由に空を飛ぶ術を手にしていた。
そこでは全てが手に入り、あらゆる幸福を感受できるという。それはまさに楽園だった。
されど楽園を運営する人工知能、『マニトゥ』は警告する。
「馬鹿だねぇ。楽園なんてものが、本当にあると思ったのかい?」
これは、復讐と断罪の物語。
然して心せよ――青空を見てはならない。
* * *
第一章 青空謳歌・完結
第二章 憧憬迷路・開始