あらすじ
九歳の頃、自身の不注意によって双子の妹を亡くした和希は、自らがその妹・一姫であると錯覚するようになる。自責の念に苛まれ、一姫と容姿が似ていたことから、自分こそが一姫であり、亡くなったのは和希であると思い込んだ。 一姫として生活を送る中で、彼は様々な怪異現象に遭遇する。 座敷童。若葉の霊。寄神信仰。河童。 怪異現象を通して、クラスメイトの絵美や親友の累と交友を深め、その中で一姫の中で何かが変わっていく。 精神が肉体が、家族との絆が――――。 妹という死者の演技を続ける和希の身に起こる現象と、その果てに待つものとは……。