あらすじ
「お前に出会わなければ」 そう言い残し、シャイラの腕の中で死んでいった少年、フィスク。 もし出会わなければ、彼は死なずに済んだのだろうか。そう後悔するシャイラ。 やり直しを願うシャイラに、女神の手が差し伸べられた。過去に戻ったのだ。フィスクと出会う日の朝に。 教会に匿われた精霊フィスク。時間が戻る前、偶然その存在を知ってしまったシャイラは、彼の身の回りの雑用をこなす世話係――の下っ端として働くことになった。 だから、次は最初から彼と関わらないように。 ――そう思っていたのに。 家の仕事をしていたシャイラは強風に飛ばされ、フィスクがいる塔に飛び込んでしまった。 その上、下っ端どころか話し相手兼世話係として、フィスク本人に指名されてしまう。 未来を変えることはできない……。――本当に? 逆行前と立場が変わったことを生かし、フィスクとの距離を縮めて、彼が死ぬ理由を探ろうと決意したシャイラ。 人嫌いで無愛想な彼は、シャイラの作るお菓子をきっかけにして、徐々に心を開いてくれるようになる。 しかし、死の運命はすぐそこまで迫っていた。 少しずつ心を通わせたはずの二人の想いは、決定的なすれ違いを起こす。 「だったら。――私を、殺して」 一途すぎるガールミーツボーイなお話。 ※「小説家になろう」にも掲載しています。 ※「クッキーは世界を救う!」の正式な改稿版です。 ※執筆は完了しています。ですが公募用作品のため、細部を変更する場合があります。