あらすじ
加賀美祥平(かがみしょうへい)のクラスには、学校で一番の問題児と言われている中谷友美(なかたにともみ)が在籍していた。祥平は、中谷さんと同じ中学出身というただの顔見知り。クラスで話す機会はほとんどなかった。そして、彼女がウィッグを被って学校に登校していると知ったのは、ある日の夜のこと。道端で中谷さんが蹲り、体調を崩していた所に出くわしてのがきっかけ。そこで彼女の地毛が、淡いクリーム色だったことを知る。祥平が彼女を介抱してあげたことで、二人の交流が始まった。 介抱してくれたお礼を渡してきてくれたり、祥平が部活動で忙しいというのを慮り、定期的に料理を振舞ってくれるようになった中谷さん。献身的な中谷さんの姿を見て、問題児という認識を改めていく祥平。 と同時に、何故中谷さんが祥平にここまで尽くしてくれるのかという疑問も沸き上がった。 近からず遠からず、ウィッグを被るクラスメイトとの日常が、少しずつ紡がれていく――