あらすじ
「レルナ…やはり可愛らしく美しい…こんな思いをするくらいなら、シェリスと婚約などしなかったのに…ああ、後悔してもしきれない…どうして過去の僕はこんな愚かなことを…こんな選択をしたところで、何の幸せも得られないという事は分かっていたのに…」
心の底から後悔したような表情を浮かべるディーラン。彼は自身の婚約を急ぎ、半ば強引な形でシェリスと自身の契りを交わさせた。しかし結果的には全く急ぐような事態ではなく、はたから見ればただただ焦りしか感じられない婚約であった。
今になってそのことに気づいた上に、幼馴染であるシェリスに心酔しているディーランは、こうして毎日のようにシェリスとの婚約を悔いていた。そしてそんな彼の態度は、時間を経ずに彼女の耳にも入ることになる。