あらすじ
その男は名前をギルと言う。 剣が閃き、魔法が煌めき、モンスターがひしめく世界に生まれた彼には、ゴーレム魔法の適性があった。 |土人形《ゴーレム》が無いと何にも出来ないゴーレム魔法は評価が低く、それしか使えないゴーレム魔法使いは扱いが悪かったが、何とかかんとか雑用とかやりながら頑張っていた。 そんな彼はとあるクエストで地雷を踏んだ。古代遺跡を模したダンジョンでゴーレムを使い荷物運びをしていたのだが、そのダンジョンには見た事のない極めて危険な魔神が棲みついていた。 仲間というか、雇い主に見事に囮にされたギルはその魔神の放った次元魔法に飲み込まれてしまったのだ。 そして彼は今、ここにいる。 魔法ではなく科学が。 ドラゴンではなくロボットや戦闘機が飛び回る世界〖ブルフェット〗。 愕然とするギル。 しかし、ここで彼は知る。 ゴーレム魔法がしょぼいのは、ゴーレムがしょぼいからだ。 |土塊《つちくれ》を人型に押し固めただけの人形に、魂を模した【ハート】を押し込めるのがゴーレム魔法。 しかし、この世界のゴーレムは土塊《ゴーレム》では無い。戦闘兵器《ゴーレム》だった。 元の世界では出来なかったあんなことやこんなことが出来てしまう。 「可愛い女の子のゴーレムとか作れるんじゃね!?」