あらすじ
非正規軍の虫カゴ(インセクト・ケージ)。 そのインセクト・ケージに奇妙な依頼が舞いこんできた。 地図には載っていない「名なしの島」。 その島にいるバケモノを退治してほしい――そんな依頼だった。 依頼してきた人物の名前は、加野アダム。ただし彼は仲介人で、本当の依頼主は姿を見せない。莫大な報酬と引き換えに依頼を引き受けたインセクト・ケージは、ルナ・シルヴァー大尉と彼女の部下二名を謎の島へと送りこんだ。 島に上陸したルナたち三人は、戦闘型ムニノンの適合者であり、さらには「ムニノンの光」の使用者でもある。すなわち超人的な戦闘能力を誇る――そんなルナたちでさえ、バケモノには勝てないかもしれないという。 他方、名なしの島へと向かう大学生たちがいた。ひと夏の思い出作りのために。 熊田彩、小野春雄、稲葉慎吾、山川すみれ。 その四人の大学生が、名なしの島で見たものとは――? 本作にはさらに多くの人たちが関わってくる。 彩たちとは別の大学に通う男子学生、三間和希にはストーカーがいた。 ストーカーの名前は名波静佳、和希の高校時代の同級生だ。 その静佳の様子がいつも以上におかしい。 ほどなくして和希は、自分には思い出せない記憶があることに気がつく。 そんな和希のことをこっそり観察している男がいた。インセクト・ケージのダレン・ガモン少佐だ。少佐は和希の秘密を知ることになる。 記憶子(ムニノン)。戦闘型ムニノン。ムニノンの光。 正体不明の依頼主、怪しげな仲介人。 十年前に起こった事件。名なしの島のバケモノ。 やがて島の秘密が明らかになったとき、その先に待ち受けていたのは――。 ※バトル、ミステリー、オカルトやファンタジー、SF要素などがごちゃ混ぜになっている作品です。 章や節によって視点人物が変わる群像劇の要素もふくまれている本作の構成は、序章+第一章~第七章(一~七章までのあいだに幕間がふたつ)+終章です。 最後まで書き終えてはいますが推敲中なので、途中で設定や表記が変更になるかもしれません。どうか、ご了承ください。