あらすじ
婚約者探しを始めたイネス。親友のルシアと共に夜会を転々とするものの、社交辞令としか思えないやり取りにウンザリ気味で、ピンと来る出会いもない。ブルネットの髪、ブラウンの瞳に、メリハリ体型。可愛げがないのは自他共に認めるところ。
ルシアは容貌、振る舞い、言葉遣いも令嬢らしく振る舞うことができるが、一方、イネスは取り繕うことが嫌い。
将来の伴侶探しの場面で、猫をかぶっても意味がない。取り繕ってもいつかはボロが出る。それなら、最初から期待させないのが一番!
とは思うものの、やっぱり多少の取り繕いは必要なのかと鬱々としている。
ある夜会で、留学生のマクシミリアンから意味深な視線を投げかけられるイネス。異国に嫁ぐ気もないイネスはマクシミリアンを対象外に認定する。マクシミリアンはルシアに気があるのだと思ったら、そうではない?
手紙も会話も皮肉で返しているのに、めげないマクシミリアンとイネスの恋の行方のお話。