あらすじ
「よかったではありませんかお姉様。将来を約束する婚約相手が見つかったのです。もっとお喜びになっては?」
嫌味な笑みを浮かべながらそう言葉を発するのは、私の妹であるルーフェリア。自分がこれまでさんざん嫌味な態度をとってきた私の婚約なんて、彼女にとって面白いものであるはずがない。だからこそこのような態度をとるからには、必ず何か裏があると癌が得るほかなかった。
「心の底からおめでとうございますと言わせていただきます。本当ですよ?実の姉の婚約が嬉しくないわけがないでしょう?」
その言葉とは裏腹に、その口元に浮かべられた笑みはそれはそれは嫌見たらしいものであった。