あらすじ
シアーナ・レグヴァインは、違う世界の日本という国で暮らしていた前世の記憶を持っている公爵令嬢である。
ある日、彼女の婚約者が決まった。それは、双子であるロンウィード・アルガッサだった。
シアーナの暮らすストレイナ王国では、双子は同一の存在とされている。一人の人間として扱われており、双子の両名が彼女の婚約者となったのだ。
それがこの世界の常識なのだから、それに従うべき。そう考えていたシアーナだったが、実際に双子と接して、その考えを変えることになった。
やはり、双子は二人の人間としか思えなかったのだ。そのため、シアーナは双子を個々の人間として扱うことに決める。
そんなシアーナに、ロンウィードも心を開いた。シアーナと双子は、信頼できる間柄になったのだ。
しかし、双子には危機が迫っていた。
同一の存在とされる双子は、一つにならなければならない。その考えを持つストレイナ王国では、双子に、二人の人間を同化させる魔法を行使することが決まっている。
ロンウィードにも、もうすぐそれが行使されることになっていた。
そんなことは許せない。そう思ったシアーナは、双子を助ける決意を固めるのだった。