あらすじ
――むかしむかし、あるところに、女だけが暮らす国がありました。
江戸時代。東海道は春州、桜藩。
そこは日本三百藩の中で唯一女性しかいない藩。男の入国は国法によって禁じられ、意図的に破る者がいれば死罪となる藩。
これはそこで暮らす人々の日常について書いたお話――
霜月凪沙は幕府最強ともうたわれる凄腕のくノ一だったが、とある事情から江戸を出奔、抜け忍となる。
追手をかけられるも、女性だけの国として有名な桜藩に助けられた凪沙は、そこで今までの身分を捨て、念願だった小料理屋の女将としてのんびり平和に暮らすことを決める。