あらすじ
「何故、話した? 約束を破ったあなたを殺さねばなりません」「え、何で?」
高校生のとき、父親とともに雪山で迷い、小屋に避難するも雪女に父親に殺された“僕”。雪女は何故か“僕”を殺さぬ代わりに、「この出来事を誰にも言うな、言えば命をもらうから」と約束させた。
歳月が流れ、“僕”は須能悠季という女性と同棲し、実質的に夫婦関係になっていた。幸せな生活を送る“僕”はある日、雪女を見た日の出来事を須能悠季に話して聞かせた。すると彼女は表情を変えて言った。「――それは私です」
約束を破ったあなたを殺さねばならないとする彼女に、“僕”は首を傾げた。「何で?」