あらすじ
「やはりレナは可愛いなぁ…こうして遠めに眺めているだけでも心が癒されていく…」
窓の外に見える妹、レナの姿を見つめながら、ファーランはそう心の声を漏らした。彼の中ではレナこそが最も尊い存在であり、それ以上の人物など存在しなかった。
「…リキュアのやつも、彼女を見習えと何度も言っているのに…一向にそれを受け入れぬ…」
リキュアというのは、彼の婚約者の名だ。彼はすでに婚約関係にある人物をもっていながら、妹のレナを溺愛してしまっているのだ。
無論彼自身、それが問題だとは一切感じておらず、むしろ彼女を愛さない人物の方こそ異常な人間であると考えていた。
そんな関係性の生活が繰り返されていたさ中の事、事件は起こったのだった。
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