あらすじ
生まれながらに貧乏な下級貴族の出である、リッツ子爵令嬢アデリア・リッツは、実家の生活費を稼ぐために、自ら宮殿へ出仕することを決意する。
彼女は、とある一冊の本を胸に、魔の巣窟であるマテリア帝国の宮殿へと一歩足を進めた。
「一生懸命働いてお給金をもらいつつ、憧れの公爵令嬢様のお顔を陰ながら拝見させていただきますわ‼︎(恍惚)」
彼女が胸に抱く本は、世界を股に掛ける小説作家クリンゲル・ホームズ氏 著書の『悪役令嬢は能無し婚約者に印籠を渡す』という大衆小説であり、なけなしのお金をはたいて購入した彼女の大切な宝物だった。
「……あら、あの子が例の子ね。」
……一心不乱に憧れを追いかけ回す彼女は、密かに舌舐めずりする公爵令嬢に気づく暇はなかったのであった。
※続編を現在構想中です。
※本編より、自作小説『断罪裁判は蜜の味』の一部キャラクターが登場します。クロスオーバー作品が苦手な方は、閲覧をお控えいただきますよう宜しくお願い致します。
※尚、本作品と自作の他作品の世界は全て繋がっており、時系列もほぼほぼ一致しております。(多少のズレはあります。)
※アプリで閲覧される際は縦読み推奨です。
※予告なく加執・修正致します。