あらすじ
如月太一、彼は平凡な男子大学生であり、彼はちょっとした波乱が起きつつもおおよそ平凡と呼ばれる範囲の人生を送るはずだった。事実、あの日、気まぐれに実家に帰宅しようとしなければきっとそうなっていただろう。
だけどそうはならなかった。あの日、彼は実家に帰りそして妹が抱え込んでいた一家の宿命、そして両親の死は悪魔と呼ばれる化け物達の仕業だったことを知り自らも又、裏の世界に自らの意思で飛び込んでいくことを決意する。
その先にあるのは、今までの平穏とはかけ離れた世界であると分かっていながらも。
自分には物語の主人公達のように何かを変えるだけの大きな力が無いと知っていながらも。
彼は自らの意思で、茨の道を進むことを決意する。
「では、返事を聞こう。君は何を望む?」
「僕は力が欲しい。妹を守れるだけの力が欲しい。そしてその力で心路を守るんだ」
「その道は厳しいだろう。君はその道の途中多くの物を失うだろう。それにも関わらず君は何も成し遂げれず死ぬかもしれない、むしろその可能性の方が高いだろう。それでも君はそれを望むのかい?」
「正直怖いです。でも、それでもそのまま前に進んだら死ぬほど後悔しそうだから、それだけは死んでも嫌だから、だから……お願いします!」
彼のような小石が投げ込まれたことで、この世界にどれ程の波紋が広がるのか今は誰も知らない。