あらすじ
「――あなたに夜伽を命じます」
無能なお飾り女王と呼ばれているベルミカは、『悪辣宰相』と名高い男にそう告げた。
修道院育ちの公爵令嬢だったベルミカは、数奇な運命により十六歳で女王となった。即位から四年後、右も左も分からなかった宮廷にもようやく慣れ、束の間の安寧を得ていたベルミカだったが、新たに就任した『悪辣宰相』と呼ばれる男の手で、友人も後ろ盾もすべて奪われてしまう。
『悪辣宰相』はベルミカに向かい、女王などしょせん家畜と同じと告げる。番う男を選び、子を成すように迫られるたベルミカは、怒りと屈辱の中でついに結婚相手を指名する。――それは憎き天敵である『悪辣宰相』その人だった。
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二十歳の女王と三十二歳の宰相の、歳の差恋愛ものです。R15描写ありです。
2023年7月18日より第二章の連載を開始します。