あらすじ
「この泥棒!先にエールリック様との婚約を約束したのは私でしょう!それを横取りしてなんのつもりよ!」
今になって私に抗議の声を上げる彼女の姿は、それはそれはもう滑稽なものだった。あきれ果てたエールリック様が直接彼女に告げた言葉は…
「君には失望しかありません。呪いに覆われ未来を持たなかった私に、その心を傷つける理由で婚約を企て、その果てに魔法の効果があったとみるや否や自分の責任を放棄して手柄にしようとする浅はかさ。到底近しい場所にいてなど欲しくもない。彼女の意思をもって、君との関係は除籍とする。金輪際二度と彼女に関わるのは止めていただこうか」
「っ!?!?」
そう告げられた言葉の内容は、ユウナを絶望させるには十分なものであった。