あらすじ
「お兄様、またお姉様が私に君の悪いいたずらをするんですの。こんな事ばかりでは、私いつか死んでしまうかもしれません…」
「すまない、僕がついていながらこんなことを防げなくって…彼女には僕の方からきつく言っておくから、もうそんなことを言わないでおくれ。冗談でも君が死んでしまったら、僕には生きる価値がなくなってしまう」
こんな会話が繰り広げられるのは、珍しい事ではなかった。あの二人の関係はいびつなまでに深く、他の誰にもその関係に口を出すことはできなかった。さらに義妹の方がすぐに被害者面をして兄を頼るのだから、一層性質が悪い。
しかしそんな関係にもついに、終わりの日が訪れた。