あらすじ
あらすじ: コンビニもない離島で暮らす女子校生は、刺激のない毎日に飽き飽きして、毎朝登校前に誰もいない海辺でVtubeの配信をすることを日課にしている。一生会うことも、本名を知ることもないネット上の友人たちにスマホ越しに自分の近況を語ることが、彼女の密かな楽しみだった。 ある日の夕暮れ、彼女はいつもの浜辺でVtubeの配信をはじめた。すると、誰もいないはずの浜辺でクラスメイトの男子とばったり遭遇した。彼女の秘密を知りニヤニヤとからかうクラスメイトに、彼女は驚きと恥ずかしさで顔を赤らめ、スマホを放り出して真っ白な砂浜を駆け出した。 ほそく: タイトルは作家の寺山修司の言葉から。 「書を捨てよ、街へ出よう」という寺山修司の言葉も好きですが、現代で言えば大半の老若男女の必須品目となったスマホが、上記の言葉の”書(=これからの道しるべとか、今現在の退屈うつしのぎとか)”になるのでしょうか。 私自身スマホをよく触りますし、情報検索に便利で画面越しの交流も楽しいのですが、今ある実世界の何気ない良さに気づく時間を持つことも、長い目で見れば大事なのかな?とふと思いました。 そんな感じで作った短編小説です。 2000字でまとめるって難しいですね。 学校や会社のレポートならとても長く感じる文量ですが、好きなものを作り上げるにはあまりに僅かな文字数でした。 好き嫌いの感覚で数字までもが影響されるだなんて、気分や気持ちって不思議なものです。