あらすじ

太平洋戦争末期、窮地に立たされた日本は、起死回生の究極の破壊兵器を設計する。科学者であり、軍人であった神田成人中佐は、重力崩壊理論により膨大な破壊エネルギーが生み出すことを発見する。しかし当然のことながら、当時の日本にはそれを実現する技術力はなかった。 「海風」作戦と呼ばれる、その途方もない計画は実現することもなく、終戦を迎える。 しかし何者かによってその研究は継続され、六十六年の歳月を経て、ついに動作実験に成功する。それは未曾有の大災厄へのカウントダウンの始まりであった。 巨大津波に異常気象、火山活動が世界規模で発生し、人類は滅亡の危機を迎える。 原因調査の使命を受けた木村教授は、政府機関と自衛隊の支援のもと、この事態が時間と空間の致命的な歪みに起因することを突き止めた。 彼らはその歪みの中で、確定しない不安定な世界に閉じ込められる。六十六年前に通じる入口、日本兵と自衛隊との不思議な交流、米軍海兵隊の深い関わり、神田中佐なる人物の謎の素顔、更には木村教授自身の過去の事件まで、複雑な要素が絡み合い、ひとつの結論が導きだされようとしていた。 運命の分岐の解明により、人類滅亡の危機から救えると信じた木村教授は最後の大胆な賭けに出る・・・

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小説を読もう2022/06/26
  • 現在の作品海風西へ吹く