あらすじ

俺の名は桃太郎。何千年も昔に、人類が地球という一つの惑星に閉じ込められていた頃に鬼と呼称されるバケモノを退治した先祖の名に由来するらしい。 俺が旅立つ頃には戦線が拡大し、居住可能惑星の大半が戦乱の渦に放り込まれていた。 人類はもちろん、攻撃された惑星の動物まで否応なしに戦火に巻き込まれていった。 俺は、付近の惑星から犬、猿、雉を保護し、今となっては貴重な食料であるきびだんごを与え家族のように大事にして育てた。 そして……3匹にサイバー手術を受けさせ戦力化した。人類は動物まで戦力に数えないといけないほどまでに追い詰められていたのだ。 俺は戦った。はじめは否応なく巻き込まれて。次に戦友たちの為と信じて戦った。 だが、ひたすら戦い続ける日々で、背中を預けた戦友たちは一人、一人と倒れ、対する敵は際限なく攻めてきて戦いは長引くばかりで終わりがなかった。 長引く戦時体制は経済を疲弊させ、補給も途絶えがちになり、補充兵も絶えて久しい。 最前線では人も、艦船も、物資も、武器もなにもかもが足りない。 俺は疲れた。誰も彼もが疲れ果てていた。誰がどう見ても限界が、終わりの時が近づいていた。基地にも、居住区画にも閉塞感が漂っていた。 その時、敵の本拠地である小惑星要塞・鬼ヶ島への侵攻作戦が発令された。少数先鋭による電撃奇襲作戦。上層部も無茶な作戦を提案するぜ。 俺も犬も猿も雉も作戦の選抜メンバーに選ばれた。人類の命運をかけた起死回生の作戦。 この作戦が成功すればこの戦争は終わる。俺達は期待を胸に前線ステーションに出頭した。

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小説を読もう2023/03/31
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