あらすじ
ダル・セーニョ ここに戻って始める異世界征服劇。 叶羽と光莉。 物語は分かれていた親友二人の少女の旅の終着点。 二人の出会ってから始まる。 勇者とは生贄。 魔物とは人間に力を搾取されて堕ちた精霊の成れの果て。 魔王とは富を求めた人間に課せられし呪い。 魔王を封じ込められるのは、この世界の存在ではない異世界人の魂のみ。 異世界勇者召喚とは異世界人を生贄にするためのシステムだった。 騙されて勇者として旅をし、真実を知った叶羽は異世界に絶望して魔王封印の楔となった。 幼い頃から二人でよく遊んだ神社。 神様の恩恵によりその境内でのみつながる二人だけのコミュニティ。 スマートフォンを通じて勇者叶羽の旅を見聞きしていた光莉はその結末に激怒した。 最期に遺された『ごめん……光莉ちゃん。私帰れない』という文字を睨みつけ、自力で異世界に旅立つことを決意する。 そして二人は再開する。 髪の色を失い、左目は眼帯、右腕はなかった。傍らに従えるのは翼の生えた白蛇様。 全ての精霊を人間から開放し、世界を元に戻さなければ光莉は一年以内に死ぬという。 全ては叶羽を救うため。 光莉は異世界転移と力を得るために代償を支払った。 目覚めた叶羽は涙して、自分の意志で光莉を救うために剣を取る。 こうして二人の異世界征服が始まった。