あらすじ
三年前に生まれ故郷の神隠市へ戻ってきた中学生の椋伍は所謂「視える」「触れる」人間で、地元にある不思議な決まりや曰くを紙に書いてまとめては危険なものを「消す」ようにしていた。
ある日「奥さん」という地元特有の怪談を友人達から聞いていつものようにメモをしていると、クラスに別学年の見知らぬ少女が訪ねてきて「お前は何だ」と椋伍に問う。さらには次々と言葉を重ね最終的に「それ以上それを増やすな、捨てるな」と念を押して去ってしまい、怖さのあまり彼は呆然とするが、後に神隠市にある神社の娘であることを知る。
しかし、だからなんだと言うのか。
「あんな風に言われる理由が分からない」とただただ彼は困惑し、いつも通り帰り道でたまたま遭遇した「妙なモノ」を消すため、今日も食塩をフライパンで炒めていく――。
これは、地元独特のルールや曰くに半ば強制的に首を突っ込んでいき人生が狂いそうになる「彼」の話。
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