あらすじ
主人公の三上桜子(みかみさくらこ)は女子校生でありながら今を時めく売れっ子作家だが、現在絶賛スランプ中である。このまま普通の学生にフェードアウトしようかと思っていた矢先彼女の家に居候することになったのは、従姉弟で元天才ピアニスト、今は名探偵として全国津々浦々から依頼が舞い込む名探偵・芥川夜風(あくたがわよかぜ)だった。
夜風は桜子の通う高校に転入し、彼女と同じ文芸部に入部する。そして、夜風が入部してすぐ、文芸部の部室に高垣志保(たががきしほ)という名前の少女が訪ねてくる。彼女は夜風の噂を聞きつけてやって来た事件の依頼者だった。
志保からの依頼を引き受けた夜風。話の流れで桜子も付いて行くことになり、二人は曰くつきの孤島『勾玉島(まがたまじま)』へ向かう。彼女らが招待された洋館、通称『音無館(おとなしかん)』――そこに潜む怜悧な殺人者の存在など、露ほども知らず……。