あらすじ

【第23回角川ビーンズ小説大賞テーマ部門こじらせ溺愛応募作】 貧民窟出身のメルフェリーゼ20歳。2年前、14歳年上でユルハ王国第二王子アウストルと結婚し、王子妃となった。しかし、アウストルはメルフェリーゼに興味を示さず、世継ぎの話もしない。アウストルの冷酷な態度と、周囲から王位継承者を産むことだけを望まれる日々にメルフェリーゼは疲れ切っていた。 ある日、隣国ツリシャ王国から外遊中の王子が狼に出くわし、王子を庇った近衛兵カイリエンが大怪我をして城に運び込まれてきたという。カイリエンはメルフェリーゼの寝室の隣の部屋に運ばれたと判明する。 その晩、珍しくアウストルが部屋を尋ねてくる。東方遠征に参加するため、しばらく帰らないことを告げて出ていった。 2週間後。アウストルがいないと城内でのメルフェリーゼの立場は弱くなり、この日も些細な嫌がらせで朝から食事を食べられずにいた。空腹のメルフェリーゼはパンの匂いにつられて、カイリエンが療養している隣室へ入り込んでしまう。怪我の影響で目の見えないカイリエンはメルフェリーゼを侍女だと勘違いし、食事の介助を頼む。 しかし、現れたロワディナによってメルフェリーゼが第二王子の妻であることが明かされ、メルフェリーゼはカイリエンに王子妃ではなく友人として接してほしいと頼み込む。 アウストルがユルハ城に帰った後、カイリエンは一冬の間をユルハ城で療養することが決まるが、メルフェリーゼの隣室から離れへと場所を移されてしまう。夜会でアウストルに愛されていないことを再認識したメルフェリーゼはカイリエンに縋り、カイリエンもまたメルフェリーゼの孤独を受け入れる。 カイリエンはその後、第一王子のマーリンドからアウストルの暗殺とメルフェリーゼとの駆け落ちを持ちかけられる。離縁の認められていないメルフェリーゼがカイリエンと結ばれるためには、アウストルを殺すしかない。メルフェリーゼはアウストルに毒を盛って殺害し、カイリエンとともに城の外へ逃れる。 アウストルを殺害した罪悪感から悪夢に苛まれ、痩せ細ったメルフェリーゼの元に、死んだはずのアウストルが現れる。アウストルは昔、自分の母が住んでいたという屋敷にメルフェリーゼを軟禁し、これまでとは打って変わって彼女を溺愛するようになる。 アウストルの突然の心変わりを受け入れられないメルフェリーゼに対し、アウストルは10年前にメルフェリーゼに出会った時のこと、結婚式以来冷たい態度を取り続けた理由を語る。 メルフェリーゼがアウストルの本心を知って夫婦として再出発しようとした矢先、王位継承争いからアウストルの殺害を目論むマーリンド派によってアウストルが誘拐、3日後にマーリンドの暗殺を画策した罪で処刑されることが決まってしまう。 メルフェリーゼは周りの人の力を借りてアウストルの身の潔白を証明し、国王によってマーリンドは幽閉、アウストルが次期国王となることが決まる。メルフェリーゼは生涯に渡り、アウストルの執政を支え続けるのだった。 ※アルファポリスにて同名小説を掲載しています。

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カクヨム
カクヨム2023/08/28
  • 現在の作品隣国の騎士と駆け落ちするために殺したはずの冷徹夫がなぜか溺愛してきます