あらすじ
「あんたのせいよ! すべて奪い取られる前に、この世から消してやる!!」
「レイン! ちょっと待って、落ち着いて!」
「うるさい!! 呪われたあんたが消えれば、きっとあの方も思い直してくれるわ……!」
こうして私セニヤ・イェッセルは、双子の妹レインに屋根裏部屋へ監禁された。
きっかけはミュルバリー伯爵令息リュック・ミストラルが、レインとの婚約を破棄したから。
「レイン! ここから出して!!」
「さよなら、セニヤ。私は聖女になって王子と結婚するわ」
「え!?」
いったい、どういう事!?
妹は屋敷を出てしまったのか、わずかな食事も与えられず、会話する相手もいない。
空腹と寒さで震えている私を助け出してくれたのは、なんと妹の元婚約者。
「ご無事ですか? 聖女セニヤ」
「せっ、聖女? 私はただの男爵令嬢ですが……」
「いいえ、あなたは国を救う聖女です」
いったい、どうなってるの!?