あらすじ
ダンジョンが地球に出現して六十年。
世は正に大探索者時代。
経済の要として、持て囃される職業に成った事で所得税ランキングに名を連ねる者達は全て探索者になった。
ダンジョンには数々の希少な鉱物が採取され、生きるのに必要な電力の代わりに魔物から取れる魔石を利用したエネルギー資源で電気ガスを補える様にも成った。
また、ダンジョンの中には怖い魔物の現れない物もあり、各国各地に出現した事で、戦争して他所から奪う必要もないほどの数が見付かった事から、軍隊は治安維持のみにシフトし、地産地消の農業水産業がダンジョンで始まり、人々は益々繁栄の規模を大きくし、人口も増えていく中、地上の土地は際限無く値上がりを続け、最早中東の富裕層にしか買えなくなると、人類は無害ダンジョンに土地を求めて殺到し、街を造り住み始めた。
そんな世界で我が国日本もご多分に洩れずダンジョンへと街を造り、大勢の一般市民がダンジョンへと引っ越した。
地上に建てられていた我社も借金苦に喘ぎ、良い値で土地が売れた事から本社をダンジョンへと移し経営を始め、大きな映画を撮影する仕事もあって、全資金を投入してこれに当たったのだが、大失敗して大赤字を拵えてしまう。
このままでは倒産してしまうと思った社長は、有志だけを残して探索者として活動しようと言い出した。