あらすじ
僕、冬崎善治(ふゆさきよしはる)には最近気になっている女の子がいる。 春山うらら。彼女とはつい昨日何度目かのデートを済ませて、順調な進展を見せていたところだった。 そんな冬のある日、担任の先生から、彼女が腸捻転で亡くなった事を知らされた……のだけど、何故か教室には 制服姿のうららが居座っている。皆には見えない幽霊のようなものらしいんだけど、ともかく幽霊としてでも 一緒にいられるなら嬉しい。 そんな再会を果たして数日してからのうららからの告白。 幽霊と人間。 生きている世界は違うけど、それでも恋人になりたいと。 僕は少し考えてしまう。だって、うららの姿は誰にも見えない。いちゃいちゃしてても、それは不審人物。 声だって誰にも聞こえない。つまり、彼女としゃべっていたら不審人物。 おまけに彼女がいつ消えるかもわからない。 前途多難過ぎる彼女からの告白を前に、僕が出した結論は― 惚れた弱みだから仕方ないけど、いやはや神様って奴はとんだ愉快犯だ。