あらすじ
「ラインハルト様が自らこちらにお越しになるだなんて、なんという事でしょう♪どんなお洋服を着ようかしら…」
なにやら張り切っている様子のこの人物は、私の義妹であるセレシア。…離縁した両親の再婚相手の連れ後で、私とは血のつながりのない妹という事になる。…この女はとにかく私の事が気に入らない様子で、毎日のように執拗に嫌がらせをしている。
「フィーリアお姉様もお考えになったらよろしいのでは?まぁお姉様は何を着たって変わりはしないでしょうけど♪」
そしてこの女、過剰な自信家なのだ。確かに私よりも容姿に優れているし、男性の扱いも上手。その力で、今まで私の思い人を根こそぎ横取りされてきた。
「…何も言わないで突っ立っているのなら、邪魔なのでどこかへ消えてはいただけませんか?なんでしたらラインハルト様のお相手は私が一人でさせていただきますので」
「…」
最初こそ反撃をしていたものの、この女は周りの全ての人間を味方につけて私にさらなる反撃を行ってくる。…そんな毎日につかれてしまった私は、彼女に歯向かう気力など、すでに失ってしまっていた。