あらすじ
当家はそれなりの家柄にあるので黒塗りのセダンで学校からソッコーで登下校につく。途中、暴漢に襲われた。相手の車は左右から二台、高速道路の途中、押し込むようにして囲んできた。正直、まるで想定できない事態ではなかったわけだ。だからこそなかば諦めた。そこに助けが。それは乱暴な男だった。なんでも「やっぱり」、複雑――否、シンプルな事情から私は狙われているのだという。男は上司から私のことを守るように言われているとのことだった。――私は男の体躯の逞しさから、安心と、そして少なからず性欲を掻き立てられた。性欲。性欲――馬鹿みたい。