あらすじ
【「第30回電撃小説大賞」応募用あらすじ】 「俺」こと尾上蓮は、かつて作家を目指して小説投稿サイトで熱心に活動していたが、今はその夢も断念し、覇気のない高校生活を送っていた。そんな彼のクラスに、高三の秋、美少女転校生の藤谷七瀬がやって来る。七瀬のもう一つの顔は、ライトノベルの新人賞を受賞しデビューを果たしたばかりの高校生作家だった。 彼女はたちまち学校の人気者となる一方、ボッチを自認する蓮になぜか急接近し、その小説を読ませてほしいと言ってくる。彼女のペースに巻き込まれるがまま、互いの作品を見せ合い、彼女のミステリアスなアピールに心惹かれていく蓮。親戚で文芸部の後輩でもある宇佐美チカも交え、三人は学校の内外で度々行動を共にするようになるが、七瀬が蓮に接近してきた理由は謎のままだった。蓮の創作活動を昔から知っているかのような七瀬の言動には、何か裏がありそうだが……。 やがて、七瀬に求められて恋人を演じたり、デートを重ねるなどして彼女との関係が深まる中で、蓮は彼女の創作にかける思いを知り、その助けになりたいと強く望むようになる。七瀬の新人作家としての生き残りをかけて、アンチの声や他レーベルの編集者の横槍にも挫けず、続刊の出版準備に励む二人。チカの後押しもあって、蓮は次第に七瀬への恋心を自覚していくとともに、周囲の同級生らが意外と自分に冷たくないことにも気付き、卒業間近にして世界への見方を変容させていく。 そして、続刊の企画が佳境を迎えた冬の夜、遂に七瀬の口から真実が明かされる。自分と彼女の過去に何があったのか、彼女はなぜ自分に接近してきたのか――全てを悟った蓮の最後のアドバイスにより、今度こそ七瀬の新作は完成に至る。残すは二人の恋の決着のみ。いつものように七瀬のペースで誘導されるがまま、意を決して告白に臨む蓮。そんな彼に美少女作家が突きつけるただ一つの条件、彼女が蓮に望むこととは――。 === ・2022年9月、「第28回スニーカー大賞」への応募に際し、一部改稿を行うとともに、第一部完結後の「幕間」4話を非表示にしました。 ・2022年12月、「第28回スニーカー大賞」一次選考を通過しました。(二次選考落選) ・2023年4月、「第30回電撃小説大賞」に応募しました。