あらすじ
「君との婚約を破棄して、セラフィーナと婚約することにした」
「…」
婚約者であるローレン様が私にそう告げた。…彼が言ったセラフィーナという人物は間違いなく、彼の幼馴染に当たる人物…けれど…その女性は…
「あの…ローレン様…」
…言った方が良いのか、言わない方が良いのか、正直私は迷った…けれど…
「…サリナ、君の言いたいことは分かる。私との婚約破棄を受け入れろだなんて残酷な話、こんなに急に言って混乱するなと言う方が無理な話だ。しかし、私にはどうしても将来をともに約束したい人物がセラフィーナなんだ。分かってほしい」
「いえ…そうではなく…」
恐る恐る彼の表情をうかがいながら、私は言葉を紡ぐ。