あらすじ
「喜べギュスターヴよ! ストラスクライド皇国の第一皇女、アビゲイル殿下との婚約が決まったぞ!」 父である国王からこの台詞を聞いたのは、これで二度目だ。 ヴァルロワ王国の第六王子であるギュスターヴは、実は二度目の人生を送っている。 一度目の人生で、王国に、国王に、五人の兄達に、そして……たった一人の味方であると信じていた、聖女セシルに裏切られ、断頭台で処刑されて。 だが、この二度目の人生は、必ず生き残る。 自分を裏切った全ての者に復讐し、絶望と苦しみを与えるために。 そして。 「ギュスターヴ殿下。ずっと……おした――」 一度目の人生で、自分の婚約者である『ギロチン皇女』、アビゲイルの最後の言葉の続きを知るために。 これは、全ての者に裏切られた男が、笑わない皇女と共に死に戻った世界で幸せをつかむ物語。